ワンストップ型相談窓口とは? – これからの地域医療・福祉を担うシステムを考える –

介護保険

これからの医療や福祉の軸って地域に移行すると言われています。
作業療法士として臨床にいると、これは非常に強く感じていますし、だからこそ早急に多くのセラピストも“地域”を意識した支援方法を考える必要があります。

そこで本記事では、地域の医療・福祉支援の一つの方法である“ワンストップ型相談窓口”について解説します。

ワンストップ型相談窓口とは?

そもそも、このワン・ストップ・サービスとは…

ひとつの場所でさまざまなサービスが受けられる環境、場所

…のことを言います。
行政や商業において用いられることが多いようです。

そうなると、端的に言えば、ワンストップ型相談窓口とは介護におけるワン・ストップ・サービスを意味することと解釈できます。

ワンストップ型相談窓口を設立するねらい

では、このワンストップ型相談窓口にはどのようなねらいがあるのでしょうか?

主に次のようなものがあげられます。

  • 福祉全般の専門家を相談員として自治体に配置
  • 地域全体で共助のシステムを構築

以下に詳しく解説します。

福祉全般の専門家を相談員として自治体に配置

基本的に現在では、福祉の相談窓口は、高齢者や障害者、子育て中の親など利用する用途に応じて分かれているのが一般的です。
しかし、高齢の親がひきこもりの子どもと生活しており、さらに貧困状態であるとか、難病やがんなどの治療をしながら就職を目指しているなど、相談内容は多様化しているケースが多くなってきています。
こうなると、従来の用途に応じて分かれている既存の窓口では一度に対応することが困難になってしまいます。

この課題解決のために、厚生労働省は、介護や子育てなど関係機関が複数にまたがる相談にワンストップで一括して応じられるように、幅広い知識を持つ社会福祉士などを新たな相談員として、全国の自治体に配置する方針を打ち出しました。

これによって、それぞれの地域の事情を踏まえ、様々な医療・介護資源を把握すること、さらにそれらを適切にコーディネートし、ワンストップで患者・要介護者や家族の問題等の相談に対応できることを目指す体制づくりを強化しようとしています。

地域全体で共助のシステムを構築

現代での地域の福祉の中核を担っているのは地域包括支援センターですが、この支援をより質の高いものにするためには、自助、互助、共助、公助の各機関が連携し、それぞれの役割、責任を果たすことで多種多様にわたる機能をバランスよくそろえるシステムとなり得ると考えているようです。
つまり、保健、医療、福祉、介護保険サービスのみならず地域に関わるあらゆる資源を巻き込むことが重要…と解釈できます。

まとめ

本記事では、ワンストップ型相談窓口について解説しました。

ワンストップ型相談窓口とは…

  • ワン・ストップ・サービスとは、ひとつの場所でさまざまなサービスが受けられる環境、場所のこと
  • ワンストップ型相談窓口とは、介護におけるワン・ストップ・サービス
  • ワンストップ型相談窓口を設立することで、福祉全般の専門家を自治体に配置し、地域全体で共助のシステムを構築することができる
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作業療法士は語りたい!

ワンストップ型相談窓口の実現のためには、
ワンストップ機能を住民、患者、家族等にPRし、信頼関係を築くこととされていますね!
そのためには地域ボランティアやNPO、自治会等の日常的な地域の活動などへの参加と連携によって
「相談できる環境づくり」が求められているんだね!
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